ニガヨモギの幼苗期をなんとかやりすごす

 

 

2016年4月2日金曜日。

桜は咲かないが、ようやく春らしい気温になってきた。

山形の春は日本海の湿った風を受けるので熱しやすく冷めやすい。

 

ニガヨモギ(ワームウッド)の種を蒔く - 密造酒と食 工房SHIIVA

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発芽まで約2週間かかったが、どうやらこれは時間がかかり過ぎのようだ。ハーブ関連の書籍をみると種蒔きから発芽まではもっと早い。 

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タイラの買ったニガヨモギの種の目覚めが悪かっただけなのかもしれない。

ともかくも異国の地からやってきて無事いのちが動き始めたのは凄くうれしい。

 

「植物を育てるのってたのしいよ」と、

農耕民族はそうつぶやく。

 

発芽温度は18度でした。

後から分かるのだが、発芽させるときは20度以上あったほうがいいように思う。外気温が25度を越えたあたりから一気に発芽しはじめた。

ポコポコポコポコポコポコ…

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育苗ポッドの全景。ちっちゃいのが見えるかな?

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双葉、そして本葉が出てくる。

小さくとも立派に切り込みのあるリーフが将来有望を感じさせてくれる。

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この時期季節はずれの雪が降った。

 

正直、終わったと思った。

 

 

 

春の天気はすぐ機嫌が悪くなるというが…なんという仕打ち。

 

葉に霜がついただけで火傷を負うプランツはごまんとあるが、ニガヨモギはどうだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜんぜん大丈夫でした。ナイス雑草。

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低温をものともしないたくましさ。

ヨーロッパの厳しい自然で洗練された遺伝子は山形のこの地でも健在で安心しました。

 

その後はわりと順調に

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すくすくと。

 

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ん?

先っちょの葉がやられている。

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はじめは生育不良と思いました。

育苗ポッド全体にうっすらと広がる粘液が乾いた痕跡。

 

 

 

…。

 

 

 

来た。

 

 

 

やつが来た。

 

 

 

 

 

 

 

ナメクジです。

タイラの嫌いなナメクジです。

 

 

せっかく育ったちっちゃい子たちを守らなければなりません。

グロテスクなビジュアルなので写真は載せませんが、どこからもなく現れニガヨモギを食い荒らしています。

 

それも夜。

 

フザケンナ。

 

ということで見つけ次第踏み潰します。

びちょっとな。

 

 

 

ナメクジのリポップは20時がピークタイムなので、毎晩懐中電灯片手に殲滅戦を行います。

 

 

 

「この世から駆逐してやる」(イェーガー風)

 

 

 

 

 

 

 

その甲斐あって

 

 

 

 

 

 

 

タイラの壁には平和が訪れました。

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ニガヨモギにかかわらず、幼苗期は非常にデリケートなので注意が必要ですね。

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 でかくなりました。

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野生の大麻

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 のような紅葉。カワユス。

 

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ニガヨモギのタイラ的栽培方針 - 密造酒と食 工房SHIIVA