ニガヨモギからアブサンのお香を作った


f:id:nekonoasioto:20230413211647j:image

 

『ニガヨモギからツヨンを気化させる』

 

ちゃんとしたアブサンには、ボタニカルの一つであるニガヨモギが入っている。

だけれどだ、一体全体どれくらいの量が入っているかユーザーの立場では分からない。

ガチガチにニガヨモギが入ったツヨン増々のアブサンが確実に欲しいと思ったら作るしかない。

 

ま、酒税法のせいで作れないのだが…。

 

では、違うアプローチをしよう。

 

ツヨンを気化させエアゾルで楽しんでみよう。

ツヨンは200℃あたりで気体へと変わる。

ニガヨモギを大量に含んだ『アブサンのお香』にしてしまえば良くないか?

と、思ったのが製作のキッカケである。

 


f:id:nekonoasioto:20230413212802j:image

単純に挽いたニガヨモギにファイア🔥。

辛い煙に混じってニガヨモギの花の香りが多少出る。

ケムイ。。

 

(このときは、間接加熱をしないとツヨンやアブシンチンが熱分解することを理解していない)

 


f:id:nekonoasioto:20230413213325j:image


f:id:nekonoasioto:20230413213352j:image

 

様々なスパイスと、お香の原料タブ粉で練ってみる。

極上のアブサンの匂いです。

製品版では不必要と判断した素材も含まれている写真ですが、妖しく艶かしい香りが立ちます。

むしろ、このままお酒にしたほうが良いまである。

 

そして成形
f:id:nekonoasioto:20230413213837j:image

スタンダードにコーン型で。


f:id:nekonoasioto:20230413214003j:image

 

まあまあ、アブサンっぽい香りです。

が、

コーン型では下へ燃焼が広がっていくに連れて断面積が大きくなるので欲しい精油の匂いが即、木タールや灰や二酸化炭素になってしまってこれも辛い煙になるんですね。

なので


f:id:nekonoasioto:20230413214416j:image

ハート型に形を変更!

そして
f:id:nekonoasioto:20230413214451j:image

まず種火を作って、後に

f:id:nekonoasioto:20230413214530j:image

別のお香の上に載せる方式に。

これたど間接的に熱が下のお香に伝わるので精油分がしっかり気化できる!

ニガヨモギを体積比40%使った精油分が放たれるわけです。

強くじんわり香りが広がります。

 


f:id:nekonoasioto:20230413214944j:image

 

良かったら試してみて下さいね!

長門山河社販売ページ

https://jp.mercari.com/user/profile/270833357