春蒔きのニガヨモギの花は咲かなかった
7月に入り夏らしさがでてきた。成長期で草勢が止まらない姿にうっとり。
タイラも色気づいて高価な植物活力剤HB-101を貢いでしまう。
しかし
縦に伸びず、全力で横に広がるニガヨモギちゃんたち。
わさっとな。
……。
いい加減、うえを目指そうぜ。
夏至を過ぎてしまった。
日照時間は少なくなっていく一方だし、気温の下がりはじめる8月中旬までどれくらい成長してくれるのだろう。
ああ。時間が足りない。
ニガヨモギのタイラ的栽培方針 - 密造酒と食 工房SHIIVA
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茎に見えるところは茎にあらず。
葉が新陳代謝して古くなったものが枯れ落ちていき、その部分が茎に見えるだけで断じてすらっとした茎ではない。
芯だけ生き残っているキャベツ状態と言って伝わるだろうか。
ニガヨモギに求めている成分・ツジョンは全草に含まれているとはいえ、精油分が特に集中するのは花穂に決まっている。
シャネルNo.5の原料ジャスミンも、3000年前から人気の香辛料サフランも、大麻のTHCも、みんな花穂だ。
という花穂に過度な期待を込めたタイラ的推測。
(推測は確信に変わるのだが、それは次年度の話。)
ニガヨモギの植生からいって
葉が茂る。
↓
茎が伸びる。←つまずいている。今ココ。
↓
葉が互生する。
↓
花穂がつく。
となり、花穂からツジョンGETだぜ。熱いシナリオはそうなっている。
茎が出てこないと次のシナリオに進めない。
茎さんどぉうして出てこないの。バカチンが。
どえりゃぁ芯だけ。茎はなし。
このまま10月まで現状維持なんですけどね。
…。
花は咲きませんでした。
山形の気候では春蒔きのニガヨモギは花穂をつけるまで成長できない。
ひとつ勉強になった。
花穂は得られなかったが、2016年のタイラの課題ニガヨモギの植生を見極めることに関しては大いにプラスになったと考えている。
春蒔きがそぐわないのなら、秋蒔きを試すだけだ。
そして、今年育ったニガヨモギの株を2017年に持ち越すためには冬を乗り越えなければならない。
多年草であるニガヨモギは越冬可能な植物であるが山形の冬に耐え切れるであろうか。
心配事は尽きない。
ともあれ
フレッシュなニガヨモギの匂いとはいかなるものか。こればかりは実際に育てている者だけが体験できる特権だと思う。
文章に起こせば
「軽いメンソールのスーっとした後、アルコールを直嗅ぎしたような爽快感。そしたらば青臭い」だ。
???
分かりづらくて申し訳ない。
葉ばかり茂ってしまったが、抽出はしっかりしている。
アブサンで幻覚はみえるのか?
読者諸氏の興味はその一点に集約されると思うので次の記事にて紹介したいと思う。
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